社会への提言
2018年6月 日大アメフット事件 死亡事故も起こっている!
日大アメフット部の学生は、故意に反則して関学の学生を暴行したと公表しました。 暴行する以上、傷つける意思がなくても通常は傷つくので、傷害罪となります。しかし、監督とコーチは、自分達は反則して暴行しろ、とは言っていないと明確に否定しました。無罪の推定があり、本人が否認する以上、黒という明白な証拠がない限り、有罪にはできません。民事裁判で、賠償金を支払わせる場合にも、グレイのレベルでも一定の証拠が必要です。
しかし、監督やコーチをやめさせるには、そのような証明は必要ありません。常識では考えられず、異常な事件がおこったことから、責任を問えます。 反則スレスレで、激しく当たれなければならないと思ったこと、学生が従わなければ、試合に出してもらえないと思ったこと、だけで充分です。通常、他の学生からも聴取すれば同様の証言が得られます。つまり辞任や退職は今後の予防のためです。突然起こったのではなく、従前から続いていたと考えられます。2度と起こさせないとの方針をたてるべきです。 学長は既に謝罪したとおり、責任があります。その他理事(長)、担当教授、他のコーチや学生にもすべて責任があります。これらの方々に反省文を書かせて公表すべきです。 しかしもっと深刻な問題があります。実は過去に死亡や重症の事故が何回も起こっているのです。もみ合っているので、反則しているかどうかも分かりません。 アメフット協会は、米国アメフット協会と協議しながら、日本だけでも分かりやすい、安全なルールに変えるべきでしょう。
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