2024年9月 カナダ旅行 ジェンダーレストイレ
カナダへ旅行しました。30年前に楽しんだスキー場のウィスラーとブラッコムに行きました。ゴンドラが何と2倍に上に伸びて、ホテルから双方の山へ各全長約5kmとなっていました。そして、ウィスラーとブラッコムの頂上を繋ぐゴンドラまでできていました。Peak2Peak、つまり、PeaktoPeakという綺麗な分かりやすい語呂合わせです。ゴンドラが、大きな三角形を描いていました。全長で、3倍の約15kmの世界最長のゴンドラです。1年中おすすめのリゾートです。また、カナダは約4,000万人の人口しかいなく、2年前に40万人も移民を受け入れました。但し、対応には大変のようです。そして、帰る直前に綺麗な大きめのレストランに入り、食事を楽しみました。トイレは、1人用の男女共用の小さな個室でした。何と8つもずらりと並んでいました。まさに、ジェンダーレストイレとしての目的が達成されています。但し、個室として悪用される面もあります。入口全体を監視するカメラ、2人目の入室を防ぐセンサー、使用時間超過のアラームなどの設置で対応できます。
2024年8月 オリンピックのドラマ 長い名前?
52キロ級の阿部詩選手がまさかの2回戦敗退。そして、52キロ級で優勝した角田夏実選手は、過去に、阿部選手に勝てず、48キロ級へ変更しました。過酷な減量に苦しみながら、31歳という最年長の金メダルに輝きました。まさにドラマ。一方の詩選手は号泣。手術をしながらの頑張りでした。まだまだ若いのだから、次も活躍できるよと呼びかけました。ところで、話は変わりますが、詩選手を負かしたウズベキスタンの選手の名前言えますか。有名な選手です。また、角田選手や阿部一二三選手の相手となったモンゴル選手の名前を言えますか。いずれも本当に長い。それ以上に、リズムがなく言いづらい。アナウンサーは、さすがに適当に誤魔化しながら発音しています。それを聞いても覚えられない。 私は、最近、仕事でこれらの名前にお付き合いすることが多くなりました。そこで、思い切ってうまく簡略化するよう指導しています。日本の永住権を取るときには、簡略化した名前も長く使用すれば、通称として裁判所で姓名の変更の許可を得られます。オリンピックでも僅かに簡略化していますが、選手の皆さまの了承を得て、さらに短くして放送した方がよいと思います。
2024年7月 イニエスタ選手ら外国3選手 ―課税の行きすぎ―
本年3月、イニエスタ選手、韓国の金選手、ブラジルのパトリック選手は、合計約10億円の所得税の追徴税を支払わされました。イニエスタ選手は、何と6年前の家族同伴を理由に、「日本の居住者」とされました。外国人には、20%の源泉徴収の課税のみだが、同選手は日本の居住者とされ、45%が課税されました。本人は、スペインで、全世界所得を申告していました。日本へ納税した20%分は、スペインへの納税額から引けます。二重課税を避ける「外国税額控除」が租税条約で認められているからです。それ故、将来に向けて警告する意味で、「本年から日本の居住者となりますよ」と、課税の予告をするのなら分からないでもありません。しかし、過去に遡ってしまうと、ひどくややこしくなります。同選手は、やむを得ず、日本での納税後、スペインに税金の返還請求は、一般的に極めて困難といえます。しかも、日本の居住者認定、税額の計算が、スペインからみて適正と判断されねばなりません。さらに最も問題なのは、今回無申告加算税まで追徴されたことです。本人は、スペインで、申告して納税しているのです。明らかに行きすぎ、暴走ともいえるものです。違法であり、憲法違反です。国税庁は、最近、医師、芸能人など国際的に活動する方々に、次々と不当な課税を繰り返しています。この国際課税の根本政策は居住地主義を廃止し、各国毎で課税する源泉地主義とすることです。これについては、次回に回します。