【17年目 第189回】2026年2月
大分・中津城 ―花域完成披露式典―
中津城は、黒田官兵衛により築城され、日本三大水城の1つとして有名です。私の顧問先の(株)千雅商事が所有し、花城としてオープンする記念のセレモニーに招待いただきました。日本で唯一、民間会社が所有するお城です。庭には、1年中花が咲くように、四季折々の花木が植えられました。5階まである城内は、すべて天井から花に覆われ、日本で初めての見事な花城として誕生しました。この花城のモチーフは「平和」です。被爆二世である世界的な造園家石原和幸先生が、魂を込めて作りました。当日ウクライナ大使もテープカットされ、全員で平和への祈りを捧げました。
城内には、中津で活躍された方々の偉業が展示されています。中津藩の藩医として、長崎留学をし、蘭学での医学研究を元に、日本で初めて人体解剖をされた前野良沢先生の業績には目を見張りました。当時の中津藩は、文化や商業が栄えており、だからこそここから福沢諭吉先生が誕生されたのだなとよく理解出来ました。また、日本で2人目の国際ロータリーの会長となられた向笠廣次医師の多くの写真が飾られています。私もロータリアンですが、初めて知り、びっくりしました。奥塚正典中津市長からも多くのご説明も受け、文化レベルの高さに「がってん」しました。中津市へ、そして花城へ是非皆様もおいでください。
【17年目 第188回】2026年1月
長寿の夢 ―継続は力なり―
新年あけましておめでとうございます。本コラムも17年目に入りました。「継続は力なり」と申します。おかげさまで、私も、弁護士50年、出版10冊、ゴルフスコア95などを越えました。最近では、人のために生きるをモットーにしています。自分の家族だけでなく、事務所の職員や、仲間である弁護士20人やその家族のために働くと考えると、元気が湧いてきます。はからずも、長寿で飛躍する境地に入ってきました。私の心境とピッタリの葛飾北斎の名文(現代訳)をお届けします。
「自分は6歳のころより物の形を写生する癖があり、50歳に入るころから本格的に数々の作品を制作発表してきた。しかしながら70歳より前の作品において取るに足るようなものはなかった。73歳になってようやく禽獣虫魚の骨格や草木の出生のいくらかを悟り得た。努力を続けることで80歳になれば益々進化し、90歳で画の奥義を極め、100歳になれば神妙の域に到達するだろう。百何十歳になれば一点一格がまるで生きているかのように描くことができるだろう。願わくば長寿を司る神よ、私のこの言葉が嘘でないことを見ていてください」
北斎は、現在の日本文化の最高峰のアニメの原型をも創作していました。これが世界を牽引している文化となりました。私も、世界に発信する構想を次々に執筆しております。昨年12月その一端がYouTubeに上がっておりますので、是非ご覧ください(ハワイ大学町淳二教授の市民講座「JrSr〜未来の医師への贈りもの〜 未来の医師168」)。一般の方にも大変役に立つように、分かりやすくお話をさせて頂きました。
【16年目 第187回】2025年12月
台湾有事?-日本の貢献-
久しぶりに台湾に旅行しました。まず料理が非常に美味しいのに感心しました。それ以上に、日本が、戦後発展した中で、アジアの模範となり、各国に真似され、それぞれが発展されたことに思いを新たにしました。日本は自ら復興し、アジア各国にODAを通じて援助し、貢献してきました。観光をしていたところ、にぎやかな台北のど真ん中に観光名所の装飾的なビルがあり、みなさんが写真を撮っていました。建設会社は鹿島建設とのことでした。また、郊外の「千と千尋の神隠し」の舞台と噂される「九份」に足をのばし、天上から見下ろすように古い風情のある店で、穏やかな香りの烏龍茶を味わいました。日本のアニメのおかげで、観光客が殺到して、急斜面の道に人がひしめきあっていました。地元の皆様と話をしていると、日本から有名になったといえるテレサ・テンの人気は絶大で、今でも会えるかのような雰囲気に浸りました。
日本の漢字文化は、中国人には勉強しやすかったことから、台湾では、日本からの留学帰りの人々により、大学や大学院の教育が著しく高度化しました。女性の社会進出は、世界のトップレベルです。あらゆる分野で、女性が地位を得て、大いに活躍しています。これも、日本の発展を真似をし、さらに米国の文化を導入した結果と言えます。しかしながら大きな問題が起こっています。出生率の大幅な低下です。最近の合計特殊出生率は、台湾0.89であり、韓国0.75と、ほぼ同じで、日本の1.2より下がっています。世界最低水準にまで低下しています。高市首相の台湾有事に関する発言が、大問題と取り上げられています。しかし、そのような政治的課題以上に、より、基本的なことを検討するべきでしょう。台湾の少子化については、改めて日本がリードして、世界的モデルを作る中から、台湾に対する示唆を提供する必要があると感じています。


