社会への提言
2020年3月 コビット19 -柔軟に円滑に-
新型コロナウィルスの発生により、世界がゆれ動いています。これ程までに、社会が混乱するとは思いませんでした。皆様も本当に困っておられるでしょう。しかし、落ちついて行動することが重要です。
そのために政府の専門家会議は、暫定的なガイドラインを出しました。まずこれをよく理解してください。あわてて検査のために病院に殺到しないように呼びかけています。
カゼの症状や37・5度以上の発熱のときには、外出せずに4日間様子をみてから、相談センターへ連絡して検査をうけてください、とのことです。4日間も放置していてはおかしいと思う方もおられるでしょう。たしかに、38~39度になったらすぐに、検査に行きたいものです。
そこで、例外として「強いだるさ」や「息苦しさ」などの、症状のあるときには、すぐセンターに相談してよいとされています。よく見ると、この例外は相当に広いと考えられます。38度近くになれば、相当の人は、だるい、苦しいと思うのではないでしょうか。また、高齢者や心不全の方などは、2日でセンターへ相談してよいとされています。これまた、相当に多くの人に当てはまります。結局、自分で単なるカゼか否かを柔軟に判断しつつ、社会が円滑に動くよう協力することが重要です。
陽性を疑われる人を強制的に検査できるか、患者の感染経路や行動などのプライバシーをどこまで公表できるか、行事の中止や休校を強制するべきか、様々な課題が発生しています。あくまで、状況にあわせて柔軟に対応しましょう。
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