
2019年8月 さすが吉本興業~今回はおもしろかった~
私は、テレビっ子で、毎日部屋で運動しながらニュースを見たり、ビデオでとっておいたドラマを見ます。このとき、せわしなくカチャカチャ動かして、コマーシャルをとばして、またお笑い番組もとばします。しかし、今回の吉本興業の闇営業問題は、ニュースというのか、ワイドショーというのか、大変興味深く、楽しめました。特に、日本テレビのモーニングショー「スッキリ」の加藤浩次が、いつもは穏やかなのに、「俺はこのままでは吉本をやめる」と何回も叫んでいたのには、びっくりしました。社長の記者会見は5時間に及び、前代未聞。しかし、長いのに中身がないとメチャクチャに批判され、これまた吉本独占への日頃の鬱憤もあるとしても、皆様立派でした。 ここで大学生レベルの模範回答は、「始めから社長と芸人2名は、共同記者会見し、反社勢力との接触、そこでの謝礼の受領を、反社取締の条例違反と認め、会社と社員の共同の責任として謝罪し、組織として再犯をしないことを誓約すべきでした。」となります。あくまでも、反社勢力との接触の禁止がメインテーマです。これをそっちのけにしているから、ヤラセのお笑い番組かと思いました。また闇営業とは、芸人が悪徳商法に加担したからか、ヤクザがいたからか、単なる報告未了か、いい加減にしろと言いたくなる。社長は「”テープをとるな“は冗談だ」と言い、芸人は、冗談言うなよ、冗談がきついよ、と思いつつ、テープはとれないくせに、テレビで堂々としゃべっていました。芸人が羨ましいねー。 オリンパス、東芝、日産では社員達が言いたいことも言わず、じっと我慢か、巻き込まれたらどうする、言うか、言うまいか、辞めるか、どうしようと、悩んできました。これらに比べれば、まさに、芸人天国ではないですか。内部告発の法律は骨抜きとなっており、マスコミにリークする前に会社に告発しろという、言えば左遷か、解雇だ。そんなの(法律など)関係ないと告発する芸人は強いですね。こんな素晴らしい芸人を抱える吉本さん、これからはお笑いの原点の社会風刺を入れてみてはどうですか。今までのように儲からなくても、会社は必ずレベルが上がっていくでしょう。
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