社会への提言
2011年4月 チェルノブイリに学べ-子ども達を守れ-
チェルノブイリの原発事故では、子ども達に甲状腺癌が急増しました。約7000人にのぼったと言われています。しかし、大人には大した被害が出ていないとも報告されています。それ故、子どもをともかく東京や大阪などの西へ避難させる必要があります。中学生、高校生までを外部被爆、内部被爆から守ることが必須といえます。菅谷昭松本市長は外科医として5年間もチェルノブイリで甲状腺癌の手術を続け、子どもたちを救済しました。本年3月の内閣府の食品安全委員会に参考人として出席し、「チェルノブイリに学べ」「子どもや妊産婦の命を守るためにも、基準は厳しいほうに置いたほうがいい」と意見をいいました。委員の中には、「甲状腺癌はたちのよい癌だから大したことはない」と言う人もいたとのことです。このようなバカなことを言う大人たちが今の日本を作ってきたのです。大人と子どもの被害を分けて考えなければいけません。チェルノブイリの原発事故は子どもたちに最も被害が発生しました。そして子どもたちには何らの責任もないのです。子どもたちさえ遠くに避難させればチェルノブイリで起こった悲劇を回避できることとなります。チェルノブイリと同じレベル7でも、その教訓を生かして被害をより少なくしなければ歴史に学んだとはいえないと思います。
子ども達は、1~2年の間、留学したと思えばよいのです。ヨーロッパのように、小さい時から寄宿舎に入る風習をまねて、寮生活をすれば楽しく避難できます。あるいはホームステイを利用する手もあります。私立・公立も教科書は全て、国の負担とすべきです。安い投資で豊かな未来が開けます。
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