社会への提言
2015年10月 世界の子供たちに教育を!~ 国連に期待する!
~ 国連はソフトローを活用している
ヨーロッパで難民の流入で大揺れになっている中で、前向きなニュースが飛び込んできました。ニューヨークの国連本部で、平成27年9月25日から国連サミットが始まりました。「世界の貧困撲滅」や「教育促進」などを目指すものです。今後15年間に、格差是正などを含む「持続可能な開発目標」(SDGs-Sustainable Development Goals)の提示が採択されました。冒頭に、ノーベル平和賞受賞者マララ・ユスフザイさんは、「教育は特権ではなく権利だ。世界中の子供たちが教育を受けられるように約束して欲しい」と訴えました。
27日には「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の履行を全ての加盟国に求める声明がされました。マスコミでは、法的拘束力がないから実現できるかとの疑問も出されています。しかし、国際法は長い歴史の中で、少しづつ守られるようになってきています。特に、国連という組織が作られてから、しだいに目標に向かって、各国が成果をあげてきました。100%の実現を望まなくてもよいのです。ソフトロー(柔軟な法)という緩やかな約束事が、世界を変えていく姿は、ゆっくりと平和への進展を感じさせます。皆様も是非末永く見守って下さい。
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