
社会への提言
真央ちゃん、おめでとう
真央ちゃんの演技について全世界の人々が称賛したのは、最も高いレベルの技であったからと思います。男子のアクセル選手の名前に由来するアクセルジャンプの内、3回転半(トリプルアクセル、3A)は、女子では伊藤みどり選手以来、真央ちゃんしかできませんでした。しかし、トリプルアクセルの基礎点は、8.5に設定されています。3回転の6.0前後に比べて、あまりに低すぎます。そもそも、棒高跳びの高さ、ハンマー投げの距離のように、ジャンプについては回転数が少しでも多ければ勝ちというやり方もあるはずです。だからこそ、真央ちゃんは最高難度の3Aに挑み続けてきたわけです。また、真央ちゃんは、トリプルアクセルを含めて6種類の3回転を合計8回成功させました。史上初です。他の選手を圧倒しています。よって、技術点の基礎点は次の通りトップでした。真央:6種類8回 計66.34点、ソトニコワ:5種類7回 計61.43点、キム・ヨナ:5種類6回 計57.49点。しかし、出来栄え点(GOE)、演技構成点と2回にわたり大幅に修正されて、6位とされています。客観的なものさしではありません。変だなと思い、新聞でも分かりやすくは書かれていないので、自分で分析してようやく分かってきた次第です。しかし、タケシ大先生はテレビで直感的に「インチキだ」と言いました。いやはやその鋭さにびっくりですが、おかしなことが判明してくれば、すぐ検討して、ルールの内容を少しづつでも改善していけばよいと思います。