社会への提言
【16年目 第183回】2025年8月
ディスポーザーの効用 ―生ゴミの半減―
台所の流し台(シンク)の排水口に、生ゴミを砕く装置をつけられます。ディスポーザーと呼ばれています。生ゴミを粉のようになるまで粉砕できます。以前より、使用されてきましたが、年々改良されて、進化してきました。最近の機種では、粉砕効率が向上しただけでなく、騒音やエネルギー消費の面でも性能が改善されています。このディスポーザーを多くの家に設置することにより、生ゴミを半減できます。生ゴミを捨てに行く手間も省けます。つまり、ゴミ処理問題の大きな部分を改善できるのです。
全国どこでも、どのような家でもマンションでも設置できます。都市部でも地方でも、家庭でのゴミ排出を抑制する有効な手段となります。処理槽に落としても良いし、処理槽がない場合には、直接、下水処理場に流しても良いのです。国土交通省は、このディスポーザー使用方法について、法令や規制の上でも問題ないものとして、推奨しています。いくつかの市町村では、公に検証をしたうえで、実施されています。
ところが、おかしなことが1つだけあります。東京都も含めて自治体の中では、処理槽のある建物(マンション)では、使用可能とするが、処理槽のない戸建建物や小規模マンションでは、直接下水処理場へ流してはならないとしてきました。これは古い規制であり、新しく改めていけばよいだけです。なぜなら、国交省も認めるとおり、現行の下水処理技術では、ディスポーザー排水の処理も十分可能とされているからです。ゴミ問題が依然として、話題となる今日、是非検討を進めていくべきテーマといえます。


