「持続可能な社会に向けて(3)」―健康増進のために―
人々は、全世界で新型コロナウイルスと戦っています。この中で、基礎疾患を有する方が重病化するといわれています。高齢者であれ、若者であれ、基礎疾患を有しない方の方が、より重症化を防げると考えられます。基礎疾患とは、本当の病気があることを指していますが、さらに生活習慣病といわれる高血圧、高脂血症、動脈硬化、喫煙肺も含まれます。肥満やメタボリックシンドロームがこれにあたります。糖尿病になる入口といえるからです。今までは、主として、医療費削減のために、その対策が叫ばれてきました。しかし、今後も続くと予想されるウイルスとの戦いのためには、今やピンチをチャンスに代えて、できる限り一歩前進をするべきでしょう。そして、本格的な病気ではないといえるので、早めに自らの力で予防するべきです。そこで以下のとおりの政策や法整備が必要と考えられます。
第1に、タバコの生産の全面的禁止、販売の禁止をしてはどうでしょうか。今まで多様な禁止をし、一定の成果をあげてきましたので、全面禁止としても納得を得られると思います。
第2に、全国民に運動を奨励することです。運動をしつつ、BMIを長期にわたり維持してきた人を、広く表彰してはどうでしょうか。現在の勲章制度を徐々に変え、自ら健康増進した人、健康対策に貢献した人に、広く勲章を与える方が良いと思います。逆に、現在の状況では、基礎疾患を有する多くの人の重症化防止のために、日々奮闘している医療従事者には、勲章を与えるべきという結論が浮かび上がってきます。また、オリンピックも、全世界の人々への運動奨励のシンボルとするべきで、金銀銅メダルだけでなく、せめて10人までを表彰台にあげてほしいと思います。今やオリンピックは、スポーツの大衆化へ向けて新しい方向へ舵を取るべきでしょう。