コロナ退治に罰則? ―都民ファーストの会―
新型コロナウイルスの蔓延防止には、皆様の自主的な判断により、バランス よく抑え込むのがよいです。私もこのコラムで、その趣旨の意見を出してきま した。中国のようなひどい強圧的な方法は、許されないことは明白です。しか し、冬に向かって拡大しつつある脅威に対して、もっと強力な方法はないか、 法的強制力をもたせてはどうかとの意見が出るのも当然です。都民ファースト の会は、実効性を求めて、罰則という強制力を提案し、論議をよんでいます。 これを善解して、私なりにさらに発展させて説明します。
現在、強制すべきことは、人々の接触のある状況でマスクを着用させること です。また、PCR検査などの検査を無料にし、または安価にすることは絶対的 条件であり、これを進めると共に、ほとんどの国民に強制することです。この 2つの具体例で、この強制に従わない場合の制裁は何かということになります 。違反する者に反則金や罰金を課しても、現在の手続はひどく面倒です。支払 わない人が続出する中で、追いかけきれなくなります。つまり実効性があると はいえません。そこで、より簡単で強力な方法を行政、団体、警察に委託する のがよいのです。第1に、現場で即時に注意処分をして、命令し、直ちに従わ せるようにします。第2に、従わないときには、氏名を公表します。この段階 で90%以上は従うようになります。それでも従わない者には、第3に、中国 みたいに、強制力で外出禁止の監視措置、一時隔離措置などを実施します。た だし、罰金を払えばすぐ解除してあげるのです。このようにすれば、人権被害 もなく、ほぼ100%成功します。そもそもこの方法を制定しておくことによ り実効性が高まり、第1段階で解決できるのです。そして、この方法で、マス ク着用や検査の実施を強制するのには、異論は多くないと思います。しかし、 営業の禁止や時間制限については、同じく適用できるものの、まず、リスクの 高い業種毎に順次発動するなどの慎重な方法を検討すべきでしょう。